自分の身体をキレイに整えてみませんか
私が休職し始めたとき、一ヶ月間はお昼まで寝ていました。日中も、身体が重くて起き上がることも億劫なときもありました。
そうして休んでいるうちに回復してきたからでしょうか、なんでこんな身体になったんだろう、どうしてこんなに疲れているのだろうと、考えはじめました。そうして気づいたことは、自分の身体を大事にしていなかったぞ、ということでした。
つまり、自分の身体をムリに使い続けた結果、疲弊して病気になったのではないだろうか。逆に言うと、自分の身体を大切に扱えば病気は治るかも。
そう思った私は、とにかく身体をキレイにすることにしました。
といっても、美に詳しいわけでなく、思いつくところから実行してみました。
・つめきり
・ハンドクリーム
・ボディクリーム
・鼻毛カット
・眉毛カット
・髭剃り
・リップクリーム
・整髪(ワックス)
書き出すとあまり数がありませんね。丁寧にやるとけっこう時間がかかるのですが。とにかく、気になっていたけどしていなかったこと、昔はしていたけど毎日はしなくなったことをヒントにしました。
継続のために意識したことは、消耗品を使い切るということ、気になったらすぐにやるということ。隅々までやるということ。ハンドクリームは爪先まで指一本ずつしっかり塗り込みました。
身体のケアを始めてみると、とても気持ちが良いことに気づきました。沈んだ気持ちが心地良い感覚に置き換わりました。続ければ続けるほど自分自身に愛着がわいてきました。不思議な感覚でした。作業に集中できる点も、気分転換になっていたと思います。
今ではケアをやめているものもあります。たとえばボディクリームは今は塗っていません。その代わり、ボディソープは肌に合う気がする固形石鹸を使用しています。
良い結果が出たからか、どんどん追及したくなりました。ハンドクリームはどのタイミングで塗るのがいいか、それでもさかむけがあるのはなぜか、なんとかならないか。眉毛の形や髪型を変えました。アクセサリーも身につけています。もともと持っていた千円くらいの安いやつですけど、それでも気分はあがります。最近は、顔の産毛剃りを追加しました。
このように、自分の身体を大切にしていると、その輪がどんどん広がりました。
洗剤はキツくないだろうか。部屋の換気やホコリが気になって掃除をはじめました。自分の服装や体型にも気が回ります。
それは、こうすべき!というような肩ひじ張ったものではなく、自分が気になるからそうしているだけ、というお気楽なものです。自分も半信半疑、試しているという自覚があるのでしょう。そういう不確かなことから良い効果が得られていることを面白く感じ、個人的に楽しんでいるのだと思います。
もちろん、一人で勝手にするわけではありません。こうしようと思ってるんだけど、と始める前に家族に相談します。個々で趣味嗜好が異なりますし、いつも賛同を得られるわけではありませんが、状況の許す範囲で細々と実行することもあります。
自分の生活を作っている感覚が生まれます。そして結果として、体調がよくなったり気分が明るくなったりすると、回復に向けて前進しているという確かな手応えを感じるのです。
このように私の経験から、身体を大切にすることをお勧めします。皆さんにおいても良い効果がありましたら幸いです。