自分の傾向について
自分の性格や傾向について、皆さんはどの程度把握しているでしょうか?
私は休む前、それらのことをあまり考えたことがありませんでした。小さい頃から、字が下手で宿題もしなかったため、面倒くさがりで、パパッと終わらせたがる。怒ることは少なく、穏やかっていうくらい。
主に性格についてですね。ただ、別の記事に書いた生活リズムについて、色々試すうちに気がついたのですが、行動特性というか、こうやるほうが自分には向いているぞ、ということが分かってきました。
この記事ではそのあたりの気づきについて、私の考えをご紹介したいと思います。
まず、上記の私の性格について。性格というよりは、周りから何かの刺激を受けたときの反応の仕方、と言えると思います。小学校や塾では授業がありテストがあり宿題がある。やらないといけないけどめんどくさい。パパッと終わらせる。周りの何かがムカついたとき、すぐに気持ちを静めることができる。
これって受け身の反応だなあと思うのです。
そして、最近私が気づいた行動特性というのは、どちらかという自発的な、こうすればもっと良くなる、というものです。
たとえば、勉強をするとき。専門書が一冊あるとします。私はノートを取ることが苦手で文字を書いても後で読みづらいです。しかも全部覚えようとするのですが、その一方で、長い日数を継続することができません。難儀なものです。
テレビで紹介された東大生か京大生の勉強方法は毎日コツコツ続けること、と昔に観たことがあり、そりゃそうだと感心したことがありました。休む前は時間がないことにかまけて勉強をしていなかったのですが、今は時間がありますのでそのようにコツコツ型の勉強を試した結果、自分にはしんどいことに気がついたのです。
そこで私は作戦を変えました。三日で終わらせようとしたのです。たとえば200ページある場合は、一日70ページを目標にします。ノートに気づいたことや象徴的な単語だけ、あとで読み返した方がよさそうなことを選んでメモしました。他の細かな場合分けや条件はケータイの写真に撮っておいてパソコンにデータを移して保管しています。
記憶はパソコンに任せて、自分はできるだけ面白そうな点、他の出来事との共通性を見つけることに集中しました。それは印象を残しておいて、細かなことは必要になったら思い出そう作戦です。
また、モチベーションを高めるために、ある本を読みはじめる前や次の章に入るとき、これを知ることでどういう良いことがあるのかな、楽しいことがあればいいな、と考える時間を一分確保するように心がけています。
で、三日で終わらせる。四日でも五日でも構いませんが、とにかく目標を立てる。そしてそれができたらよくやったなあ、とうれしくなります。もし五日かかっても、読み切ったことに達成感を覚えます。そして、次の日からは新しい本で勉強を始めるのです。
これらのことは、私の行動特性といえるのでは、と最近気づきました。おそらく、一気にやって、ガーッと終わらせる方が向いているのでしょう。
小さい頃のエピソードに、戦隊シリーズの変形ロボで遊ぶとき、ガチャガチャガチャといじくりまわして、変形させた後はポイッとほったらかしにして、別の遊びをしていたと、親から聞いたことがありました。その話をふと思い出して、なるほどなあと思ったのです。
ならば、一気にガーッと終わらせよう。その作戦でしばらくは勉強も家事も続けていくつもりです。いまは機嫌よく実践できています。
一方、生活リズムや強弱のバランスは必要です。日常生活を見失わない程度に、気をつけたいものです。
いま思えば、休む前は私にとって仕事量が多く、ずっとのめり込むように仕事に集中していました。そしてある区切りで力尽きたのか、ある時から仕事に集中できなくなりました。これも、ガーッと集中することの悪い面が出たということなのかもしれません。
そういう反省も踏まえて、生活のリズムを整えていきたいと考えています。こうした私の発見が、皆さんの参考になりましたらうれしいかぎりです。